読ん読く

秀頼脱出

唐突ながら、出版社には格があると思う。格が何かを表現するに、新聞を例にあげると良いだろう。例えばガセネタといえば東スポ、大スポであり、信頼できる新聞といえば日本経済新聞というように。もっともこの例も最近は怪しくなりつつあるけれど。要するに情...
物申す

この六年を契機にSNSの過去投稿について思ったこと

今日で東日本大震災が発生して六年が経ちました。テレビやブログでも六年の日々が取り上げられているようですね。今日の14:46を私は家で仕事しながら迎えました。六年前のその瞬間も同じ。あの時も家で仕事していました。違う事といえば、今日は直前に町...
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流れ星と遊んだ頃

著者の自在に変幻する叙述の技は、大勢いる推理作家のなかでも最高峰といってもよい存在だと思う。くだけた口調の独り語りでスタートする本書。だが、その語りこそが曲者だ。それぞれの章ごとに鮮やかに視点が入れ替わってゆく。誰の視点で語られているのか常...
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誘拐

誘拐ものには印象的な作品が多い。こうやって書いている今も私の脳裏には何冊か浮かんでくる。それらはいずれも秀作だ。そして本書もまたその系譜に連なる一作である。なにせ本書は題名からしてストレートに”誘拐”なのだから。誘拐ものは私の読書経験ではハ...
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苦役列車

マスコミへの露出を厭わない作家は多い。さしずめ著者などは最近のマスコミの寵児といえよう。テレビをほとんど見ない私ですら、何度かテレビ出演している著者を見掛けたくらいなのだから。作家がテレビ出演することには私は全く抵抗がない。私が作家を判断す...
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虹の翼

私が四国から連想するイメージとは飛行機だ。四国と飛行機。あまりピンとこない取り合わせだ。しかし私にとってはそうなのだ。多分、過去に四国を旅する中で飛行機に関する史跡を目にしたからだろう。今から四半世紀ほど前、両親とともに旅行中に訪ねたのは紫...
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カラスの親指

一冊や二冊読んだだけでその作家に苦手意識を持ってしまうことってないだろうか。私にとっては道尾氏がまさにそうだった。著者の作品「向日葵の咲かない夏」「月と蟹」の二冊を読んだのは大分前のこと。両方とも傑作。それは確か。でも、それぞれが発するダー...
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聖痕

本書は221党員にとってして待ちに待った最新作である。221党なんて言葉はない。著者のファンを勝手にこう呼んだだけだ。だが、パソコン通信の時代から運営されている著者のフォーラムの名前は221情報局という。221=ツツイであることはいうまでも...
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戦国史の怪しい人たち―天下人から忍者まで

なぜ歴史に惹かれるのだろう。どうして人類の歴史は私を惹きつけて止まないのだろうか。人類が今まで営んできた人類の歴史。それは実に興味深い。成功。失敗。栄光。没落。残酷。希望。それらの全て。英雄がいて傾城の美女がいて宗教家がいて実直な市民がいる...
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真相・杉原ビザ

本書を読む少し前、2015年の大晦日に『杉原千畝』を観劇した。唐沢寿明さんが杉原千畝氏に扮した一作だ。作中では現地語ではなく英語が主に使われていたのが惜しかった。でも、誠実に杉原千畝氏を描こうとの配慮が見えたことに好感を持った。(レビュー)...