読ん読く

若者を殺し続けるブラック企業の構造

著者の肩書きはNPO法人POSSEの事務局長。私も本書を読むまで知らなかったが、ブラック企業という言葉を世に出したのは、このPOSSEだという。実際に流行語大賞のトップ10に入賞した際の授賞式には、代表の今野氏が出席したそうだ。流行語大賞に...
読ん読く

僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?

会社立ち上げに向け、理想は高く持ちたかった。業績よりも理念が前のめりになっていることは自覚した上で。なにしろまだ法人化して最初の決算も経ていないのだから。しかし、理想なき法人化はしたくないと思っていた。理想は色々抱いている。そのうちの一つは...
物申す

野球博物館の役割-断罪ではなく感動を伝える

先日、2/11に東京ドームの野球殿堂博物館に行ってきました。記憶が確かなら私にとって四回目の訪問です。四回目といっても、前回の訪問からはだいぶ間が開いてしまいました。前回の訪問がいつかはよく覚えていませんが、10年ぶりでしょうか。展示内容も...
読ん読く

キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる

情報の溢れかえる現代。現代とは、情報から価値が急速に失われつつある時代でもある。つまり、情報は無料で手に入るが、情報量に反比例して情報自体の相対価値は減り続けているのだ。現代とは、情報に対して取捨選択するためのスキルが必要な時代でもある。取...
物申す

甦れ、甲子園のヒーローよ!

清原さんが覚醒剤所持の疑いで逮捕されましたね。正直、あまり驚きませんでした。ブログや報道からも孤独感漂っていましたし。かつての甲子園での活躍を知る私としては、ただただ寂しいです。私は人生で一度だけ、日射病になりかけたことがあります。それは、...
読ん読く

里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く

今の社会はこのままでよい。そう思っている人はどれくらいいるのだろう。大方の人々は、今の社会や経済の在り方になんとなく危うさを感じているのではないか。本書は、そんな社会の在り方に疑問と危機感を抱いたテレビディレクターが、ドキュメンタリーとして...
物申す

「我が国を観光立国に」の成果を支持します。

1/30付の菅内閣官房長官のブログは、日本の観光立国化がテーマです。内容は、安部内閣における観光立国政策の成果を自賛するものです。私もこの成果には全面的に賛同します。むしろ、安部内閣の一連の実績の中でも特筆すべき成果ではないかと思っています...
読ん読く

命を守る東京都立川市の自治会

数年前に、地元自治会の総務部長を務めたことがある。総務部長の仕事はなかなかに面白く、やり甲斐があったことを思い出す。とはいえ大変な仕事でもあった。日が替わってから仕事を終えて帰宅した後、深夜に一人で四十数軒をポスティングして回ったこともあっ...
読ん読く

マスカレード・ホテル

またまた著者の傑作が誕生した。一読してそう思った。連続殺人事件。被害者には犯人からのメッセージが。そこから類推される次の犯罪現場はコルテシア東京。東京屈指の一流ホテルとされている。犯人も被害者も分からぬ中、捜査員をホテルスタッフとして従事さ...
読ん読く

アンデスのリトゥーマ

著者の著作のうち、未訳の作品が続々と日本語に訳されている。ノーベル文学賞効果もあるだろうが、こうして読めることに感謝したい。ここ最近の著者の作品は、都会を舞台にしたものが多かったように思う。本書は一転して土着的呪術的な内容となっている。ペー...