読ん読く

武田家滅亡

武田家滅亡。そのものズバリの題名だ。だが、私にとってこの題名はそれだけではなく、何か響くものを感じる。それは、私にとって武田家とは滅亡した一族ではないからだ。確かに戦国大名としての武田家は、最後の当主勝頼公が勝沼近くの天目山で自害して滅んだ...
映画を観、思いを致す

グランド・イリュージョン 見破られたトリック

2016年も残り四ヶ月になり、ようやくの初観劇で観たのが本作である。観劇活動が低調な2016年を象徴するかのように、本作は鉄則から外れた形で観てしまった。鉄則というのは、必ずシリーズ物は第一作から観始めること。それは私にとって全てのメディア...
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シンプルに考える

先日レビューをアップした「WORK SHIFT」は第一回ハマドクで取り上げられた一冊だ。その内容は起業したての私に大いに示唆を与えてくれた。まさにビジネス本読書会のハマドクに相応しい本であった。第一回ハマドクから一ヶ月を経て、第二回ハマドク...
舞台を観、想いを致す

噂 ルーマーズ

ニール・サイモンと云えば喜劇作家として知られた存在だ。でも、今まで私は舞台やスクリーンを含めてその作品を観劇する機会がなかった。かねてからアメリカの喜劇に興味を持っている私としては、舞台で一度きちんと観てみたいと思っていた。そんな折、ニール...
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球界消滅

私の蔵書を数えたことはここ何年もないが、多分五千冊から一万冊の間だろう。30年以上に亘って蓄え続けてきたのだから、それぐらいにはなるだろう。しかし、その中で署名本となると、多分本書以外にはないかもしれない。本書は署名本だ。扉に著者のサインが...
舞台を観、想いを致す

桜華に舞え/ロマンス!!

今年初の観劇となったのは、宝塚歌劇団星組演ずる本作だ。本作はまた、星組トップの北翔海莉さん、妃海風さんの退団公演でもある。そんな退団公演の題材として選ばれたのは、意外にも桐野利秋。 桐野利秋とは日本陸軍の初代少将であり、南州翁こと西郷隆盛に...
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佐藤家の人びと―「血脈」と私

本書は本来なら血脈各巻の解説として巻末に附されるべきものだ。しかし、上中下巻あわせて原稿用紙3400枚ともいう大作「血脈」。その解説には、語り尽くすべき内容が多すぎる。多彩な登場人物、無数のエピソード、何箇所もの舞台。一族の大河を描いた34...
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血脈(下)

洽六亡き後、佐藤家の棟梁は八郎に移る。サトウハチローとしての名声を確立した八郎だが、私生活は放恣そのもの。子供達も放ったらかしで、気ままな人生を歩む。裸で過ごす夏。寝そべったまま書いては発表する文章。 ヒロポンに頼る日々。洽六と節がいなくな...
物申す

また一人昭和30年代の野球を知る方が・・・

8月14日、野球評論家の豊田泰光氏の訃報が飛び込んできました。享年81歳。豊田氏は昭和30年代のプロ野球を知る上で欠かせない人物です。昭和30年代のプロ野球を語るには西鉄ライオンズは外せません。豊田氏は黄金期の西鉄ライオンズの主軸として必ず...
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血脈(中)

中巻では、久が心中した後の佐藤家の日々が描かれる。本書の全体を通じて言えることだが、佐藤家の血脈を書き記すにあたり、著者は様々な人物の視点を借りる。本書第一章でもそれは同じ。「兄と弟」と銘打たれている本章だが、視点は八郎と節だけに留まらない...