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骨の記憶

著者の名前はミステリ関係のランキング本や新古書店などで目にしていたけれど、手に取るのは初めて。浅い見方をすればプロットは集団就職での裸一貫での状況からバブルに踊るまでの日本昭和史を背景に絡めたサクセスストーリーで、有りがちといえば有りがちな...
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チボの狂宴

ノーベル賞を受賞してからというもの、翻訳される機会がふえたのだろうか、この本も翻訳されありがたい限りだ。ドミニカ共和国の独裁者として一時代を築いたトルヒーリョを描いたこの作品、以前、ガルシア=マルケスが『迷宮の将軍』でも取り上げたのだけれど...
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希望の国のエクソダス

10年ほど前は著者の本をよく読んでいた。ところがなぜかぱったりと読まなくなってしまった。現代風俗に著作の方向が変わったように思えたからか。それとも経済的な方向に関心が向き始めたのを嫌ったからか。5年ほど前に「半島を出でよ」を読んで、面白かっ...
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近代日本の万能人 榎本武揚

武揚伝<上>と<上>を読んでから、榎本武揚という人物に興味を抱いたわけだけれど、上記リンク先でも書いたように、明治以降の逆賊という汚名の中、いかにして大臣を歴任し、子爵を受爵できるまでにいたったのかについて興味があったところ、こちらの本を見...
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帰化人―古代国家の成立をめぐって

今年の初夏頃より韓流排撃のデモが行われるようになった。私自身は、韓流ドラマもほとんどみないし、韓流音楽も聞かず、接点といえば娘たちのチアで使われるkaraや少女時代の曲ぐらいしかしらず、それほど席巻されているようにも思えないのにデモ?という...
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ブランコのむこうで

著者の本を手に取るのは久しぶり。長編は初めてかな。スウィフトのガリバー旅行記を思い起こさせる内容。あちらは架空の国々を訪問していく中でそれらの国々の人々を通して人間を風刺していたけれど、こちらの本は夢の国を次々と訪れていく。現実の主人が寝て...
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あなたが子どもだったころ―こころの原風景

氏の本は20代中ごろによく読んだ。心理学という学問に興味がわいたそのころ、色んな心理学の本を読んでいたけれど、一番読んだのは河合氏の本だったように思う。対談の名手として氏の対談集も色々と読んだけれど、仕事が忙しくなるにつれ、氏の本からも心理...
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ユージニア

夜のピクニックを読んでから、著者の本を読むようになったのだが、この本も評価が高いと聞き読んでみた。最後まで明かされないけれど誰にも読めばすぐにわかる北陸の都市で起こった毒物大量殺人事件に対する関係者のインタビュー形式で話が進んでいく。帝銀事...
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アヒルと鴨のコインロッカー

この本も著者の本で読めていなかった本の一つ。読み終えた直後にブータン国王夫妻来日のニュースを耳にし、ブータンの風土や国民性に色々の描写があっただけに興味深かった。過去の様々な出来事とその2年後の現在とが交互に登場し、現在の謎の出来事が2年前...
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心の脳科学―「わたし」は脳から生まれる心の脳科学―「わたし」は脳から生まれる

宇宙や歴史、物理など、学問の成果にわくわくさせられる分野は色々とあるけれど、かつて心理学の本を色々と読んだことのある経験から、脳についても関心をもっていて、宇宙論と同じぐらい新しい発見が次々とあるこの分野にはなるべくついていこうと思っている...