読ん読く 東京裁判 (下) 上巻と同じく、この本を読むのは2度目。この本が出版された当時は日本の国勢が上り調子で、東京裁判は過去の出来事という感じで捉えられていたのが功を奏したのか、却って客観的に記述を保っているのではないかと思う。だからこそ信頼できる入門書として売れ... 2011.10.29 読ん読く
読ん読く 東京裁判 (上) この本を読むのは2度目。今の日本の立場、どうしてもこの東京裁判で押された烙印の影響から逃れられていないように思える。アジア諸国に対して先方の立場にも理解を示しつつ、それでもなお日本の国としての矜持を守っていくためにも、この裁判のことや、その... 2011.10.29 読ん読く
読ん読く 「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 上巻を6月に、数か月ぶりのブランクを経て下巻を読む。とにかくタイトルの付け方が抜群にうまいなぁ・・・と。ただし、内容についてはちょっと高度になってきつつあり、商学部出身の癖に、簿記も3級は持っているにもかかわらず、なかなかすんなりと会計的な... 2011.10.29 読ん読く
読ん読く 夜のピクニック 著者の本、読まねば読まねばと思っていたのに、ようやく初読破。これまた当たり!とある高校の恒例行事として一昼夜歩きづめに歩くという行事があって、その極限状態の中で過去の恩讐をどのように乗り越えていくか、というテーマが表向きにあるのだけれど、私... 2011.10.29 読ん読く
読ん読く 水の奇跡を呼んだ男―日本初の環境型ダムを台湾につくった鳥居信平 以前から論議かまびすしい、日本とアジア諸国の関係。私は今から16年前('95年)に自転車で台湾を一周したことがあり、その時に地元の方々(特に年配の)から受けた恩義が忘れられず、戦前の日本が悪業の限りを尽くしたとはとても思えない人です。最近、... 2011.10.29 読ん読く
読ん読く 乳と卵 著者の本は初めて読んだ。芥川賞受賞作。かなり饒舌な関西弁のセリフが縦横に飛び交い、それとは対極的にしゃべらない娘の日記調の独白がバランスを取っている。帯に山田詠美氏が饒舌なようでいて無駄がないセリフというようにおっしゃっていたけれど、そうか... 2011.10.29 読ん読く
読ん読く のぼうの城 何か月か前に雑誌歴史人で忍城の攻防戦が取り上げられていた際に、著者のインタビューも掲載されていて興味を持っていた本。この本は面白い。歴史小説はそれほど読みつくすようにして読んでいないけれど、隆慶一郎氏の作を初めて読んだときのようなすぐれた娯... 2011.10.29 読ん読く
読ん読く だれが信長を殺したのか この夏に石田三成公の史跡を追って関ヶ原に行った際、島津義弘公の陣跡に行ったのをきっかけに読んだのがこちらこの著者の視点の切り口に興味を持ち、もう一冊借りてみたのがこちらの著書。新たな視点とあるけれども、私にとっては既に既出の論点でした。夏草... 2011.10.29 読ん読く
読ん読く Pの密室 読者の期待に応えようとすればするほど、内容、トリックそしてそれに比例して名探偵の資質がずば抜けて上がっていかなくてはならないのが推理小説。その無茶ともいえる読者の要求に応えようとする氏の作品、私は昔から読んでいて好きです。けれどさすがに要求... 2011.10.29 読ん読く
読ん読く 初恋 こちらの著者、プロフィール非公開というのが非常に興味を惹かれる。なぜかというとこれは著者の半自伝的な3億円事件に関わる実行犯と計画犯の物語だから。簡明な文体で難解な内部事情をこまごまと描くわけでもなく、ただたんたんとあの事件の一日を描写して... 2011.10.17 読ん読く