読ん読く

落第坊主の履歴書

阪神間で生まれ育ち、町田で生活を営む私。同じような軌跡を辿った白洲次郎、遠藤周作の二氏に常々親近感を抱いていることは、何度かこの場でも書いた。特に後者は、その飄々とした生き様と、真摯に信教について追及する瞬発力との落差に惹かれる。目標とすべ...
ハイキング人生

我の意に染む牡丹と和み地蔵

我の意に  染む牡丹と     和み地蔵2014年4月20日 神奈川県鎌倉市 鎌倉文学館にて
ハイキング人生

鴬の声響き合う文学の庭

鴬の  声響き合う     文学の庭2014年4月20日 神奈川県鎌倉市 鎌倉文学館にて
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光の帝国―常野物語

柳田國男の有名な作品として、遠野物語がある。岩手県の遠野地方に伝わる説話集を筆記したもので、妖怪譚や怪異譚、民俗学的な記述まで、多岐に亘った内容のそれは、日本民俗学の嚆矢として名高い書物である。本書は、題名からも分かるとおり、遠野物語を明ら...
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夜愁〈下〉

承前として、上巻から続く1944の章で本署は始まる。これから読まれる方の興を削いでしまうので、登場人物たちの動向については書かない。が、本章で起こる様々な出来事は、運命や時代に左右される人々について、心に訴えかけるものがある。戦争という緊迫...
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夜愁〈上〉

実は本書を読むのは二度目である。3年半前に一度読み終えている。本好きで、様々な本を読んできた私だが、再読する本はそれほどあるわけではない。どれだけ面白い本を読もうが、同じ本をもう一度読むよりは、別の本に手を伸ばす。それが私の読書スタイルであ...
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幽鬼の塔 他一編

私が9歳の時に出会った江戸川乱歩。この出会いによって私の人生は決定づけられたといっていい。以来30年以上、傍らに書物のない時間が皆無と言っても過言ではない。私の書物愛好人生にもっとも影響を与えた作家である。この時に西宮市立図書館で出会ったの...
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天使の耳

著者の凄味とは、案外こういった短編集にあるのかもしれない。そう思わされた一冊である。本作には全部で6編の短編が収められている。いずれも交通事故や車社会に題材を採ったものである。車を日常的に運転している人にはわかるが、免許を取ってからの期間が...
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PK

2014 FIFAワールドカップ Brasilの開催中に読んだ本書。旬なタイトルもあって手に取った。著者はすでに「あるキング」という野球の不条理さと文化を逆手に取った興味深い一冊をものしている。本書もそれに連なり、サッカーに絡めたエスプリの...
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社畜のススメ

社畜のススメ。実に目を惹くタイトルである。著者と編集者の狙いが透けて見えるような。が、敢えてその挑発に乗り、本書を手に取った。社畜。このように言われて鼻白む方は多いことだろう。私もその一人である。それどころか、社畜とは正反対の人生を歩まんと...