読ん読く

真夏の方程式

当代きっての人気作家である著者。その魅力を語りつくすには私の文章では力不足だろう。あえて二つ挙げるとすれば、多作なのにシリーズものに頼らないこと、シリーズもの以外にも秀いでた作品が多いことだろうか。我々素人からみても、シリーズもののほうが毎...
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中庭の出来事

意欲的な内容である。その前衛的な内容に眩惑され、引き込まれる。本書は作中作が幾重にも続く構成になっている。とても把握できないくらいに。その階層の数たるや、十層は下らないのではないか。しかも、それぞれの一章一章があるホテルの中庭で起こった事件...
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未成年の実名報道について

痛ましい川崎の事件。こういった事件が起きる度に俎上に載せられるのが、少年法です。私が少年法について常々思っていたこと、抱いていた迷い。それらを長谷川さんが文章に著して下さいました。長谷川さんのブログはよく拝見しています。ほとんどのブログにつ...
物申す

労働問題について

安部内閣が、ホワイトカラーエグゼンプション導入を再び打ちだしてからというもの、労働問題があちこちで再燃しているように思えます。日々、労働問題に関する記事をどこかで見かけます。今日もBLOGOSにて以下のような記事がアップされていました。内容...
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漁船「第五福龍丸」―それは世界史を動かした

2014年。映画「ゴジラ」が封切られたのは1954年11月だから、60年目の節目にあたる。その節目を飾るようにハリウッドでリメイクされ、渡辺謙さんが主要キャストに名を連ねたことも記憶に新しい。日本の特撮映画、いや、映画史に残る作品といっても...
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怪談―不思議なことの物語と研究

このところ、右傾化していると言われる日本。そのとおりなのかもしれない。今になって気づいたかのように、日本人が日本の良さを語る。とはいえ、従来から日本の良さを語る日本人が皆無だったわけではない。要はこのところの国勢の衰えに危機感を持った方が増...
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プラチナデータ

ビッグデータ。ここ数年、IT業界で話題に上ることの多いキーワードである。どういうデータなのか?一言で表すと、個人の購買、行動履歴を含んだ大量のデータ、とでも言えばよいか。ビッグデータを分析することで、マクロ・マイクロを含めた経済動向や、消費...
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ビッグ・ドライバー

先日紹介した1922のレビューで、本書は、4つの中編を編んだ「Full Dark, No Stars」のうち、「1922」と「公正な取引」の2編を文庫化したものである、と書いた。残りの2編が納められているのが本書である。1922のレビューに...
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有頂天家族

京都には、あやかしのモノが似合う。江戸にみやこの座を貸し出したとはいえ、千年以上みやことして栄えた京都。平安の御代から偸盗が跳梁し、あやしのモノどもが跋扈した街。あまたの戦乱に耐え、今に碁盤の目を伝える街。今に至ってもなお、愛想良い笑顔の陰...
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被災地の本当の話をしよう 陸前高田市長が綴るあの日とこれから

最初に断っておくと、私には東日本大震災について語れる何物もない。知識も資格も。あれから4年の歳月が経とうとしているが、発生後、東北には一度も行けていない。いや、一度だけ行ったことがある。それは一昨年の夏、地震発生から二年半後のこと。家族でい...