7月26日に「kintone Café 神奈川 Vol.19」を主宰し、登壇しました。(告知ページ)
kintone Café神奈川は、開催にあたって一つの縛りを設けています。
それは神奈川県下すべての市区町村で開催すること。
最初の一周を達成するまでは、同じ市区町村では二度と開催しないという縛りです。
kintone Caféの本質には関係ない縛りですが、極度に飽きっぽい私の酔狂です。
幸いにもスタッフの皆さんがこの酔狂に賛同してくださり、今回で19市区町村での開催を達成できました。
場所選定、会場確保、移動手段の調査等、スタッフの皆さんには多くの手間やご苦労をお願いしています。本当に感謝しています。
なお、会場以外の条件は神奈川県の場合それほど厳しくありません。
理由は交通網が整っているからです。鉄道が通っていない市区町村は綾瀬市くらいでしょう。
交通が確保できているからこそ、19回すべて違う市区町村で開催できています。残りの39市区町村すべてを巡る酔狂な挑戦も、きっとやり遂げられると確信しています。
今回は松田町で開催。
小田急沿線の住民なら「新松田駅」行きの列車を目にしたことがあるはず。
その新松田駅が今回の下車駅です。
先日、スタッフの藤村さんと近隣へ商談に行った際、ノリと勢いで“松田町生涯教育センター”を予約しました。それが1ヶ月前。
次の開催地決めが難航していたこともあり、松田町での開催を急遽決定しました。
ただ、告知から1ヶ月では集客も限度があり、神奈川県民や小田急民以外は松田町までなかなか来づらい。
最初から参加者は少ないだろうと思っていました。結果、今回の参加者は9名でした。
しかし、少人数だからこそできる内容もある。普段やらないテーマにも挑戦できるかもしれない、と考えました。
今回はスタッフ提案で「kintone(あなた)に会えて良かった」をテーマにしました。
普段はなかなか言えないkintone愛を叫べる場にしよう、という意志があります。kintone Caféの趣旨とも合致しています。
このテーマなら参加のハードルも高くないですし、話したい方には絶好の練習の場。
結果、内容は非常に濃くなったと思います。さらに、大野さんにもスタッフとして加わってもらえました。まずは成功だと感じます。
もちろん反省点もあります。
反省点は、開催地の松田町だけでなく、一昨年末に開催した山北町のご縁を十分に生かせなかったことです。
また、松田町・山北町・開成町・大井町・南足柄市からの地元参加がありませんでした。声掛けはしましたが、叶わず残念。今後は地元参加者を増やしたいです。
会場・松田町生涯教育センターは新松田駅から徒歩7~8分。普段なら大した距離ではないですが、猛暑の中の道中は大変だったと思います。
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
生涯学習センターは3階建てで、今回は3階角の大会議室。
部屋は冷房が効いていましたが通路は熱気がこもりサウナのようでした。
会場案内の紙を事前に印刷していなかったため、駅前のセブンイレブンまで行って印刷。
その途中で参加者の一人(娘)と偶然会い、一緒に会場入り。入り口で写真も撮ってもらいました。
最近のkintone Café神奈川では私が“サンドウィッチマン役”ですが、この日は早めに部屋へ。
皆さんが揃ったところでイベント開始。
今回の司会は原田さん。的確な進行で安心感がありました。
登壇トップバッターは池田さん。「kintone(あなた)に会って良かった…んだよね?いや、どうだろうか」
埼玉から駆けつけてくださり、スナックジョイゾーなどでも登壇依頼していました。
池田さんとは各種イベントで何度もお会いしていますが、登壇を聞くのは初めてです。
どんなkintone愛か期待していたところ、波乱万丈な人生ストーリーを披露してくださいました。
荒波に翻弄されながらもkintoneとの出会いで再スタート。
アイスブレイクのネジ豆知識も参考になりました。
大口顧客ゆえ進取の気性が弱まり士気も下がる話や、組織課題もとても共感できました。
話に引き込まれ、魅了されました。イベント冒頭から濃い内容でした。
続いては藤村さん。「好きって伝えてますか?」
最近の活動報告も交え、人生を実りあるものにするには「好き」と伝えることが大切だと語られました。
藤村さんとは前日にも別件で会い、サイボウズ社のクラウド発表当時の貴重な資料も見せていただきました。
登壇では、何が藤村さんのkintone愛に火を付けたか、その発端も語ってくださり参考になりました。
従来型システム開発で必要な基盤構築やテストがkintoneは省ける。それが衝撃的だったとおっしゃられています。私も同意です。当時、私自身も発表会場で興奮したのを覚えています。
当時は藤村さんとは接点がありませんでしたが、今はともにkintoneで経営・開発に関わる同士。しみじみ感慨深いです。
kintoneは好きな人から薦められたほうが導入者も納得しやすいと再認。自分も初心を忘れず、最近多い研修講師業もさらにモチベーションUPに努めたいと思いました。
藤村さんの登壇は学びが多かったです。
続いて私。「kintoneと出会って人生が変わった15年」
今回はテーマと少人数もあり、存分に自分語りを炸裂させました。
このテーマで人前で語るのは9年前のkintone Café 福島以来。あの当時は常駐先勤務で悩みも多い時期でした。
時を経て人前で話すことや開発だけでなく共遊開発のようなkintoneとの関わり方も変化し、アップデートした自分を語る良い機会になりました。
今回、自分がこのテーマで語ると決めてから、長女には絶対聞いてもらおうと思っていました。そこで長女を今回のkintone Café に誘いました。
二人いる娘のうち反発するのは長女ですが、会社メンバーとしても雇用している彼女に親・経営者・上司としてどうkintoneとかかわるのか知って欲しくて。 きっかけ、過去、挑戦、キャリアのこと、会社としてkintoneを推す理由。これらを伝えられて良かったです。
どう受け取ったかは分かりませんが、事務担当からkintone構築担当になりつつある今、少しでも今後に役立ててくれればと願います。
会場の参加者にも、なぜ自分が無償でkintoneエバンジェリスト活動に従事するのか、会社名も登壇資料に入れない理由、kintoneに賭ける価値、活動の目的などを伝えられていたら幸いです。
また、自分の話がkintone Café神奈川の今後の助けになれば幸いです。
さて、休憩を挟んでLTタイム。
最初は大野さん。「kintone hiveにチャレンジしたら素敵な出会いがたくさんあった」
わずか11日前に行われたkintone hive Tokyoの経験を語ってくれました。
大野さんは、前回藤沢で開催したkintone Café 神奈川でも登壇してくださいました。その時に比べ、hive Tokyo での登壇のクオリティが格段に上がっていて驚いたのは記憶に新しいです。
Caféで場数を踏むことが練習台として非常に活きていたのだと思います。
hive登壇への決意なども聞かせてもらい、刺激になりました。
そして今回、大野さんにはスタッフとして加わってました。感謝です!
大野さんの登壇を経て気づいたのが、池田さん・藤村さん・私・大野さんと、それぞれの人生を迷った結果、kintoneに活路を見出した共通点です。それだけでも今回のkintone Café は意義あるイベントになったと感じました。
続いてはふじあみさんこと藤原さん。「kintoneでつなぐ、子どもと社会の接点」
ジョイゾー社所属のふじあみさんから、kintoneでやりたいこと・実現したことを語ってもらいました。
ジョイゾーさんにはスナックジョイゾー等でとてもお世話になっていますし、私の目標でもあります。
コミュニティ活動の積極性や自己研鑽の姿勢が学びポイント。
ふじあみさんも社会へのコミット意識が高く、ジョイゾー社員としてコミュニティ参加率の高さも納得。
子どもと社会の接点づくりにkintone活用、とても意識的で良かったです。
長女もふじあみさんとよく交流しており、最後のカラオケまで二人で話していて微笑ましかったです。
次は原田さん。「非営利団体での利用」
原田さんは社会福祉協議会勤務で、以前にも何度も登壇されています。
非営利団体に対してサイボウズ社が「チーム応援ライセンス」や「ガバメントライセンス」をどう適用しているか、団体分布の早見表など非常に参考になる知見でした。
予算が潤沢でない団体ではライセンス費用捻出が悩みの種。原田さんはそのあたりの知見も豊富でした。
また、kintoneプラグイン・周辺ライセンスや主要SaaS/PaaSについても細やかに調査・解説いただきとても参考になりました。
最近はうちの会社でも「チーム応援ライセンス」を扱う機会は減りましたが、引き続きそういった現場へ貢献したいと思います。
トリは藤村さん。急遽空き枠ができて立候補してくださいました。
藤村さんがお話くださったのはペーニョという新たなアイデア。仮想ポイントを感謝の気持ちでやり取りし世の中を平和にしようという考えです。
私は以前にもお話を伺ったことがありましたが、ラブ&ピースな藤村さんらしい発想。こういうアイデアが私は好きです。
kintoneアプリで社内流通させれば潤滑油的な役割を果たすかもしれません。
ペーニョのようなkintoneのデータ自体に新たな価値を提案するようなアイデアを常に考えたいものです。
全員の登壇が終わった後は恒例の集合写真。
今回の開催で次回がさらに面白くなりそうな予感。
夜は松田町「えん楽」さんで懇親会。二次会も盛り上がりましたがお店が空いておらず、皆さんの都合もあり本厚木まで移動。お別れした方もいて、六人で駅前カラオケへ。
なお、次回の開催も既に決定しています。 スタッフに加わった大野さんが川崎で場所探しまで対応してくださいました。 まだ開催したことのない川崎市幸区です。
前回から2週間あまりでもう次回会場も確定。本当に素晴らしいことです。 次回は11/15。ぜひご参加ください。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
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