読ん読く 女信長 実は著者の作品を読むのは本書が初めてだ。今までも直木賞作家としての著者の高名は知っていたけれど。著者の作品は西洋史をベースにした作品が多い印象を持っていて、なんとなく食指が動かなかったのかもしれない。だが、本書はタイトルが興味深い。手に取っ... 2021.08.29 読ん読く
読ん読く 「ご当地もの」と日本人 本書を読んでいる最中、商談の後に神奈川県立歴史博物館を訪れた。「井伊直弼と横浜」という特別展示をじっくり楽しんだ。すると、神奈川県立歴史博物館のゆるキャラこと「パンチの守」が現れた。私は館内を鷹揚に巡回する「パンチの守」を追った。「パンチの... 2021.08.28 読ん読く
読ん読く 闇に香る嘘 本書は乱歩賞を受賞している。それも選考委員の満票一致で。私もそれに同意する。本書はまさに傑作だと思う。そもそも私は、本書を含めて全盲の視覚障害者の視点で描かれた小説を読んだ記憶がない。少なくとも本書のように全編を通して視覚障碍者の視点で描か... 2021.08.27 読ん読く
読ん読く 初めてでもグングンわかる経理・簿記のツボ 本書は、先日に読んだ「一番やさしい簿記」に続いて読んだ会計の一冊だ。「一番やさしい簿記」は、仕訳について重きを置いていた。何度も何度も読者に仕訳の練習問題を解かせることで、基本を理解させることに重きが置かれていた。(一番やさしい簿記レビュー... 2021.08.25 読ん読く
読ん読く 蒼き狼 著者の書く文章が好きだ。端正でいて簡潔。新聞記者から小説家になった経歴ゆえ、まず伝わる文章を徹底的に鍛えられたからだろうか。読んでいて安心できる。そうした、端正な文章が、地上最大の帝国ともいわれるモンゴル帝国を一代で築き上げたチンギス・ハー... 2021.08.23 読ん読く
読ん読く 決定版 日本書記入門 2000年以上続いてきた国家の秘密に迫る 私が持っている蔵書の中で、著者本人から手渡しでいただいた本が何冊かある。本書はその中の一冊だ。友人よりお誘いいただき、六本木の某所でセミナーと交流会に参加した。その時のセミナーで話してくださった講師が著者の久野氏だった。セミナーの後、本書の... 2021.08.19 読ん読く
読ん読く 鞆ノ津茶会記 本書は著者の最晩年の作品だ。著者は序でこのように述べている。「私は茶の湯の会のことは、現在の茶会のことも昔の茶会のことも全然智識が無い。茶会の作法や規則なども全く知らないが、自分の独り合点で鞆ノ津の城内や安国寺の茶席で茶の湯の会が催される話... 2021.08.17 読ん読く
読ん読く 一番やさしい簿記 今、クラウド会計システムはどれくらいの種類があるのだろうか。私もよく把握していないが、私の脳裏に即座に浮かぶのは会計freeeだ。2019年の12月、freee社において開催されたfreee Open Guild #07で登壇を依頼された。... 2021.08.14 読ん読く
読ん読く 蛍の森 著者は被爆後の広島を語る上で重要な三人の人物を描いたノンフィクション「原爆 広島を復興させた人びと」を著した。私はこの本を読んで著者に注目した。その著者が初めて出した小説が本書だ。ハンセン病、またの名をらい病と呼ばれる病気がある。かつては業... 2021.08.13 読ん読く
読ん読く 人災はどこから始まるのか 「群れの文化」と「個の確立」 本書は、元日本原子力研究所や日本原燃株式会社といった原子力の第一線で働いていた著者が書いている。原子力技術者が、東日本大地震が起こした惨禍とそれに伴う福島第一原子力発電所の事故を受け、贖罪の気持ちで書いたものだという。題材が題材だからか、本... 2021.08.12 読ん読く