第2回 沼田ちいクラに参加しました

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12月14日に開催された第2回 沼田地域クラウド交流会(ちいクラ)に参加してきました。

沼田にお伺いする2か月前、10月4日に弊社では甲府ちいクラを主催しました。
そこに来てくださったのが六本木さんのご家族です。奥様だけでなく、息子さんとスタッフの大橋さんも一緒に来ていただきました。
六本木さんは沼田ちいクラを主催しておられます。ちいクラのオーガナイザーとして活動しておられ、うちの会社の代表、つまり妻とはオーガナイザーの仲間として前から知己であり、私も8月に松江で行われた地域クラウド交流会全国グランプリ大会でお会いしています。

私たちが主催した甲府ちいクラには、103人の来場者に来ていただきました。もし六本木さんたちが来られなかったら、100人を切っていたかもしれません。そればかりか、六本木さんご家族はその翌日に開催したバスツアーにまで参加してくださいました。それもあって、沼田ちいクラにはお礼の意味も込めて私と代表の二人、つまり夫婦で参加しました。

当日の朝、私と妻とで町田を出発しました。中央道、圏央道、関越道を使って、途中サービスエリアにも寄りながら沼田インターまで。
実は私は沼田へは6年前に一人で来ています。棚下不動の滝や吹割の滝、さらに沼田城や名胡桃城を訪れました。ただ、残念ながらじっくりと沼田を巡るには時間が足りませんでした。
今回、沼田ちいクラによって再訪の機会をいただいたことで、沼田を楽しみにしていました。

妻からはスタッフとしては手伝わなくていいよと言われていました。
とはいうものの、妻はオーガナイザー仲間として、何か手伝うことがありそうな口ぶりでした。会場に着いたのが12時で、すぐにスタッフミーティングが始まったので、成り行き上、私も参加しました。そして、私からも自己紹介で一言話しました。そしたら、そこで投票所の kintone の操作方法だけは説明することになりました。
スタッフミーティングが終わった後、私は席を外しました。妻からは手伝わなくていいと言われていたし、ちいクラが始まるまで時間がないため、会場であるテラス沼田の2階にある沼田市歴史資料館を訪問しました。ここは前回も来られていなかったため、とても楽しみだったのです。
この資料館には、沼田の歴史がコンパクトにまとめられていました。沼田史の概要を知るにはとても良く、そこまで潤沢な時間がなかった私には助かりました。

沼田といえば、戦国時代の愛好家にとって有名な場所です。なぜなら、戦国時代を通して交通の要衝として戦国大名たちの争いが絶えない場所でした。沼田を抑えることで、上州は磐石になる。要の地。
特に真田氏と北条氏との争いが小田原攻めの発端となったことはよく知られています。

満足して建物を出た後、会場に戻ってもよかったのですが、私がやることもなさそうで、まだ大丈夫だろうと思い、少しだけ散歩することにしました。前回も訪れた沼田城へ。

ところが、城へ近づいたところで妻からの電話が。鬼電です。どうもただ事ではなさそう。
聞くと、来場者に渡すべきストラップの準備がなかったので買ってきてほしいとか。慌てて城の入り口だけ写真に収め、途中で見かけたセブンイレブンに行ってみたのです。が、そこには用意がなく。どこ行こかいな?と見渡したら、テラス沼田の目の前にあった菊屋紙店が。果たしてストラップはありました。

さて、部屋に戻ると、準備が徐々に進んでいました。で、私も投票所の kintone の説明に備えました。が、あれ? パソコンが揃ってない? しかも投票所の人も揃っていない?
時間になっても、kintone のことを教えようと思っていた投票所の方がいないので、いらっしゃったお二人にのみ説明しました。

と、ここに先日のサイボウズで行われたセミナーでご一緒した、地元群馬の会社の方がお二人来られていました。その際にもお誘いした kintone Café についてきちんとお話しました。本編が始まるギリギリまで。これで kintone Café 群馬の開催にも弾みがつきそうです。

さて、続いてはクラウド勉強会です。今回は新田さんが講師で登壇してくださるということで、私も楽しみにしていました。
新田さんの話は何度か拝聴していますが、運営側だったりスタッフだったりで、いつもじっくり聞けていませんでした。今回は初めてじっくりと聞きました。

新田さんのお話は、社会貢献に関する多くの事例や考え方を教えてくださいました。私にとってとても参考となりました。
会社を経営していると、どうしても現実問題として営利を確保しなければなりません。利益を確保しなければ、会社の存続すら厳しい。余計な神経をすり減らし、気苦労も背負う。それはもちろんわかっています。ただ、私はこう考えるのです。利益だけを目指す人生も虚しい、と。そんな会社にしたくないとの思いが私の中には強くあります。
社会貢献ができ、利益も両立するにはどうすればいいか。先日、そのために渋沢史料館にも伺いました。そこでも紹介されていた経済道徳合一説も、新田さんはちゃんと説明してくださっていました。
新田さんが著した2冊の本も読みました。参考にして、どうすれば社会貢献と経営を両立させるのか、考えます。

さて、勉強会が終わりました。続いて本編が始まります。
六本木さんが司会進行を務めておられています。が、何かがおかしい。スライドがない。口頭で説明を行っているのに、スクリーンに何も映っていないのです。あずささんも明らかに頭を抱えている様子。
本来であれば目の前のスクリーンにスライドが映され、そこで六本木さんの自己紹介などがあるはずが、なぜかそれが映らない。おかしいと思っている間に、大人の本気のラジオ体操に突入です。

今回は地元の「てんぐちゃん」が登場してくれました。これがまた、完璧なる天狗のフォルムをしていて映えます。
天狗に忠実というか、本当にまっとうな天狗そのものなのです。まだこの世に生まれてそう日が経っていないのか、とても赤い面がつやつやしています。

その後、いよいよ5名のプレゼンターによるプレゼンタイムが始まりました。私もきちんと5名全員のプレゼンテーションを聞いて評価しようと手ぐすねを引いていたのですが、1人目の方がお話しされた途中から、どうも妻の動きが怪しい。と思っている間に、妻が私を手招きで呼びます。近づいてみると、どうもスライドがない。しかもこの後、5人のプレゼンターによるプレゼンが終わって投票&懇親会タイムに入る前に、ちいクラについて話す時間があったはず。ところが、そこで投影すべきスライドが全くないということが判明したのです。
そこで急遽、私のパソコンの中にあった甲府ちいクラの該当するスライドを引っ張り出し、それを沼田用に急遽アレンジする作業が発生しました。そのため、残り4名のプレゼンターの話す内容が全く聞けずじまいでした。残念。
5名の方のプレゼンテーションが終わった後は、なんとか私のパソコンを使って、説明も乗り切りました。
続いては、会場の設営です。椅子を撤去し、皆さんの投票&懇親タイムです。
ここで私も懇親ができればよかったのですが、スライドのことやその後の優勝者発表の準備なども考える必要があるため、なかなか懇親に本腰が入れられませんでした。それでも、3名の方とはお話ができました。
その中で私が kintone をやっていると伝えると、興味を持ってもらえました。もっとも、私もそういう雰囲気を持っている方に近づいてお話をしたのですが…そして kintone Café 群馬の準備をしていると話すと、すごく興味を持ってもらえました。

さて、優勝者発表までにきちんとスライドの体裁も整え、ドラムロールの音を鳴らすことができ、なんとか優勝者発表をやりきり、なんとか形にしました。無事に集合写真も。
その後の撤収ですが、こちらの会場、机の現状復帰が難しく大変でした。
それでも、会場も無事に撤収し終えました。

続いては、お楽しみの懇親会です。
近所の城下町会館が会場でした。地元の伝手でスナックを居抜きにしてコミュニティスペースとして使っているようです。ここで皆さんと集ってお酒と食事を楽しみました。群馬自然派ワイン研究会の作っておられる自然派ワインや「はもんみなかみ」という国産12か月熟成のハモンセラーノなどを振る舞ってもらいました。とてもおいしかったです。
ただ、残念ながら私は運転手なのでお酒が飲めず、お酒は妻に譲って、専ら私は片品村の山ぶどうジュースを楽しんでいました。これもストレートでとても美味しかったです。
また、「はもんみなかみ」は、まだ梱包された状態から、少しずつ削ぎ落とすところから始まり、その過程がとても興味深かったです。
私も無数のハムをいただきました。めちゃくちゃうまかったです。また、外側の脂肪は捨ててしまうことも知りました。私も幾片か食べてみましたが、脂肪味が強すぎて、なかなか食べるのに苦労します。これ、今まで知らなかったことです。私、多分、今までの人生の中で、ここまでハモンセラーノをたくさんいただいたのは初めてです。感動です。本当に皆さんありがとうございました。

この辺りは、本当に自然の恵みに恵まれています。また、上に書いた通り、沼田は歴史の面でもまだまだ見るべきところがありそうです。今回も資料館に行ってそれを感じました。

そして、懇親会まで出てみて、六本木さんが目指す一般社団法人ちもりの目指す方向がなんとなく見えたように思います。実際、自然が生み出す可能性はあるはずです。ワインのこれからにも賭けていらっしゃることも感じました。

それも含めて、もろもろの準備をされた皆さん、本当にお疲れ様でした。
私もちいクラ運営側にも関わっています。準備の実務にはスライドの整備くらいしかほぼ携わっていませんが、いろんな準備作業の大変さはよく知っています。妻と娘が準備の実務をやっているので。
ちいクラの準備を日常の業務と並行し、やり遂げるのは大変です。

そして、皆さんとの会話の中で、今日の反省会にも話が及びました。
反省をその日のうちにきちんと振り返れることは素晴らしいです。六本木さんのまじめな人柄がしのばれます。

その一方で、今日のちいクラは、オーガナイザーでない私が見ていても、抜けが散見されました。
ただ、上に書いた通り、ちいクラの準備は本当に大変です。そして、準備の部分が疎かになると、他地域も含めたちいクラ全体のクオリティにも影響します。全体的にぐだぐだにならないため、マニュアルがあり、各地のオーガナイザーにはその遵守が課されます。ちいクラのクオリティを保つためにも、きちんと事前準備が必要です。

妻もこの10月にプラチナオーガナイザーの立場になったこともあり、厳しめに指摘していました。

これは、妻も第2回甲府ちいクラでは苦しんでいました。そして、苦言も甘んじて受けていました。苦しんだ後の懇親会では、今後の甲府ちいクラについて議論していました。夜中の2時半くらいまで残ってくれた数人で。
妻はそこで相当に凹み、それをバネにして第3回は体制もやり方も運営体制も変えて成功させました。沼田の皆さんも、これをバネに第3回を成功させてほしいですね。
最後に一人ずつチェックアウトとして、今日の感想をお伝えしました。私からも一言、「第3回を期待しています」とお伝えしました。その時に併せて言ったのは、沼田は歴史のストーリーが豊富で、沼田ちいクラのストーリーも今回の第2回で立ち消えるのは惜しい。第3回へストーリーをつないでほしい、と。
他の皆さんからもそれぞれにチェックアウトの言葉があり、熱い思いを語っていました。六本木さんもいろんな思いで混沌としているはずですが、しっかり皆さんからの意見を聞いておられました。頑張って乗り越えてほしいですね。
さて、もう時間は10時半。そろそろ帰らねばまずい。私たちも駐車場に向かいました。ところが、テラス沼田に隣接した立体駐車場に止めたはずが、その立体駐車場の場所がわからなくなり、しかも入った建物であわや閉じ込められそうになり、めちゃくちゃ焦りました。後から思い返すに、どうも違う沼田図書館の建物に迷い込んでいたらしく。何とか出られてよかったです。

そこからは夫婦で語りながら、高速を飛ばして2時間半ほどかけて町田へ。帰る時間も、妻は沼田ちいクラのグッドアンドバッドを考え、振り返りを促すための反芻を記していました。
私は帰ってからも、数時間後に迫っていた月曜日の定例会議の準備などがあり、寝るのが遅くなってしまいました。今回は時間の制約があり、沼田をじっくり見て回ることはできませんでした。また、ゆっくり訪れて旅したいなと思います。また来ます。

まずは、今回参加してくださった皆様、お招きいただいたちもりの皆さんと六本木ご夫妻、誠にありがとうございました。

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