kintone Café 神奈川 Vol.20に参加・登壇してきました。

kintone

11月15日にkintone Café 神奈川 Vol.20が行われ、参加と登壇を果たしてきました。
告知ページ

今回は新たにスタッフに加わってくださった大野さんが、企画から当日の進行までを全面的に担ってくれました。
大野さんは前回のkintone Café Vol.19に参加し、その日の夜にはスタッフへのお誘いに応じて加わってもらったいきさつがあります。

その大野さんが川崎に在住されていることと、まだ幸区でkintone Café 神奈川を開催してなかったこともあって、今回の開催は円滑に決まりました。
なお、kintone Café 神奈川は神奈川県の全市区町村で開催することを目標に掲げています。

改めて大野さん、本当にお疲れ様でした。
今回も私は事前準備にはほとんど関わらずお任せでした。助かりました。

川崎で開催するにあたっては、大野さんの発案で事前に下見と言う名の飲み会も開きました。
その時は大野さんと中さんと私の3人で、味の素うまみ体験館の展示を見たり、バスに乗って味の素川崎工場内を巡るツアーに参加しました。学びの大きな体験でした。
夜はスタッフの皆さんと合流し、六名で「三鶴」での飲み会を楽しみました。このお店の料理も絶品で、また行きたいと思いました。


今回も下見と言う名の飲み会の時と同じく、味の素うまみ体験館の見学ツアーを開催してもらい、希望する方で集まりました。
集合場所は味の素とうまみ体験館。kintone Caféが始まる数時間前です。
今回は「味の素」コースのツアーに参加しました。うまみ体験館の展示からご案内いただきました。確か前回は、池田菊苗氏と鈴木三郎助氏の出会いについては、各自で自由に見た記憶がありますが、今回は詳しい紹介がありました。また、サトウキビやその他のうまみ成分の原料となる作物の説明も丁寧に行っていただきました。
仲間が9人もいて、ほかにもツアーに参加される方がたくさんおられました。


実は私は大野さん、中さんと初めに訪れた時から今回の間に、一人で見学に来ています。
技術を担う池田菊苗氏と経営を担った鈴木三郎助氏。味の素社とは、この二人が二人三脚で歩んだからこそ成功した会社ではないか。
翻って私が経営する会社は、私が経営も技術も両方を担っている。一人で両方を担っている間は、うちの会社は大きくなれないのではないか。
その仮説を確かなものにするため、私は一人で見学しました。代表を交代しないかと、私が今の新代表に告げたのは、その翌日のことでした。

今回、改めて代表交代が確定した立場で訪れました。その決断が正しかったことに頷きつつ、説明を聞きました。

「味の素」コースですが、バスに乗って工場の中に入るところまでは前回と一緒です。前回はバスで工場の中を巡るだけで、どこにも寄らず、うまみ体験館に戻ってきました。が、今回は工場内のある施設でバスを下ろされました。そして、梱包のラインを見せてもらいました。柱もなく広いフロアには、さまざまなラインを構成する機器が何かのルールに沿って置かれ、ロボットたちが自動で動き回り、梱包作業に従事しています。
とにかく、スタッフの数が少ない。その少なさは、私の想像の何分の一です。わずかなスタッフの方が何をするでもなく、ほぼロボットによる梱包作業が整然と行われていました。その様は、IoTに普段から触れ、システム開発を生業とする私にとっても新鮮かつ胸踊る景色でした。
また、数人しかいないスタッフの方が着用する衣服についても感銘を受けました。遺留品を落とさないように防御対策が施されていることは当然として、怪我をしているスタッフのために、金属入りの絆創膏まで用意されているとか。もちろん剥がれて落ちた場合に金属探知機で検知するためです。
食品施設の気の遣い方を目の当たりにしました。
また、別のフロアにも案内されました。そこではうまみの発見と、うまみに対する謂れない中傷への取り組みについての動画を見させてもらいました。
その中傷の根拠となったのが、中華料理店症候群です。
Wikipedia

中華料理店症候群は、味の素の事業の根幹を脅かす風評被害であり、その払拭への取り組みは今もまだ続いているとか。
今や盤石のように思える味の素さんの歴史にもいろいろなことがあり、必ずしも順風満帆だけでなかったのですね。経営者としてもとても参考になりました。

さて、続いて私たちは、電車で川崎に戻り、町中華を味わう旅に出ました。
「隆華餃子酒場」が私たちの訪れたお店です。こちらのお店、量が多くて、安い。とてもおいしかったです。私はもちろん麻婆探訪の活動として麻婆豆腐と餃子を頼みました。美味しかった!
川崎はまだまだ餃子や中華で巡るべき場所が多そうです。また来ます。

さて、そのあとは本日のメインであるkintone Café 神奈川 Vol.20の会場へ。


今回は、上に書いた通り、大野さんに進行をお任せしました。
全体を通してそつなく進めていただきました。アクシデントがあったとすれば、後で書く通り、私が接続に手間取ったくらい。お疲れ様でした。


さて、そんな大野さんが選んだ今回のテーマは「私の一押し!プラグイン」です。
kintone Café 神奈川でもコロナでオンライン開催を行っていた頃、一度近いテーマで開催したことがあります。
やはりこのテーマは安心というか、kintone Café のテーマとしてふさわしいですね。


続いて大野さんから、ご自身の選んだ一押しプラグイン。
ジョイゾーさんの条件付き入力プラグインによる、手書きの注文票の謎解きはスリリング!本当にこういう職人芸のような神業のような読解が、かつてはどの職場でも見られたんですよね。そうした読解もkintoneとプラグインによってスッキリ。またkrewSheetを用いた活用事例も見事です。

また、KMailerとFormBridge(まぁ厳密にはプラグインでは無いのですが)を組み合わせた事例も王道の活用事例で素晴らしい。

大野さんが、こうした自社で進めたプラグインやサービスの活用事例を皆さんに共有したかったことがよくわかります。
この共有の精神こそはkintone Caféの良さ。素晴らしいですね。スタッフにお誘いしてよかった。


さて、今回のテーマはプラグイン。
つまり、登壇者がkintone開発業者に属する場合、自社の製品が宣伝しづらくなる側面があります。
中さんもそれがあって、このようなテーマを選んだのかもしれません。
「プラグインとは?改めて学ぶプラグイン」

これがまた、今回のテーマに合った素晴らしい内容でした。そもそもプラグインとは何か。プラグインを選ぶ上の注意点など。

この後に控える私の登壇はプラグインの作り方でした。
念のために申し添えると、私と中さんの間に事前のやりとりはありません。が、私が話す内容と見事にかぶることがなかったです。安堵しました。
と同時に、プラグインとは何かについてという知識は、最近になってkintoneを使い始めたすべての組織のシステム管理者に理解しておいて欲しいと思いました。


加藤さんからは、今回のテーマと相矛盾するような「プラグインを買わなくてもできる予実集計」とのテーマでした。
これがとても勉強になりました。
私もまだ、Excelは使っています。が、データメニューからkintoneのAPIが呼べるなんて知らなかった。これは私にとってかなりの敗北感でした。自分がこういう機能を見逃していたことも本当に反省すべき。いかんなあと思いました。

この機能があれば、自動処理も予実処理も、そして分析も断然楽になります。使い道を間違えなければ、krewDataのフロー数も節約できるかもしれません。

私がExcelを使ってたくさんのEUCツールを金融機関内で作っていたのは、kintoneと出会う直前の頃。
それ以来、Excelを真剣に探求することを怠っていたことを痛感しましたた。実は今回のCaféでは、加藤さんのこのセッションが最も学びになりました。


さて、次に私の番。
私は中さんが登壇の中で話しておいてくれたプラグインについて、どのように作るかを説明する登壇内容でした。

さて、HDMIのケーブルをパソコンに差しました。
ところが画面がなぜか映らない。あれ?あれ?と。何も設定を変えていないのなぜ映らん?ちょっと焦りました。
結局10分ほど皆さんを待たせてしまいました。
見かねた大野さんにも手伝ってもらいながら。どうやら画面の複製の設定が必要になったらしく、それを行ったら映りました。今も腑に落ちません。数日後に参加した別のイベントの会場でも、画面の投影がうまくいかずに手間取っている様子を見かけました。最近デバイスドライバーがアップデートされたり、Windows Updateが適用されたりしたのでしょうか。

実は事前に、少し質疑応答の時間は多めにとっているので、時間は多めに使ってもらって構わないと言われていたので、あまり焦っていませんでした。が、なんで映らなかったのか、きまり悪い瞬間でした

さて、私の登壇では、7、8年前に作って納品したプラグインの動作をお見せしつつ、プラグインの作り方についてご説明しました。
プラグインの作り方においては、設定画面や動作画面の設定など考慮すべき点があります。が、皆様にわかって欲しかったのは、皆さんでも作ろうと思えばプラグインは作れるということです。

なぜ、今のプラグインの乱立する状況が生まれているのか。プラグイン同士が競合しないようにメーカー同士でも考慮しあっていること。私がプラグインで商売しなかった理由。そしてプラグインだからといってアンタッチャブルな存在だとも思って欲しくないことをお伝えしました。

最後に、プラグインの開発方法も改善の動きがあり、サイボウズさんが新開発方式の提案が出されましたが、今はそれが取り下げられていることも紹介しました。この先にもプラグイン界隈には色々と動きがありそうなこともお伝えしておきました。

さて、これからは、LTの時間。


□い芸人こと高橋さんからは、電話をかけられるプラグインのご紹介を。
また、電話の内容を全て録音し、それをAIを用いて要約するなどの機能もバッチリです。
今回は、機能だけの紹介でしたが、kintoneと電話の可能性はまだまだあると思っています。

Vonageは、私も機会があれば取り扱いたいと思っています。


前島さんからは、Cybozu Daysで登場したAI長井くんの裏話など。また、これまたCybozu Daysで取り扱った家事分担タイマーなども出してくれました。

これらの機能は、プラグインとは言えません.ただ、こうしたハードウェア系やサービスとkintoneの連携については、抜本的な接続の仕組みが欲しいところです。システム開発会社がAPIやライブラリで作れるのですが、もっと一般の方が楽に扱えれば、kintoneの可能性はさらに広がることでしょう。


さて、kintone Café 神奈川 Vol.20も無事に終わり、会場を片付けて集合写真を撮りました。

今回の会場は、とてもたくさんの会議室があり、良い感じだったと思います。しかも金額が安いのがよかったです。また別の機会に私も使ってみようかなぁと思いました。


懇親会ですが、一件目は「九州酒場 つくし チッタデッラ」。もつ鍋うまい!
そして二件目は、屋外!なんとこの日に川崎でビール祭りが開かれており、路上でおいしいビールをたくさんいただきました。さらに3次会は前回皆さんと事前に来たときに入れなかった。「昭和歌謡酒場 ギンギラギン」で熱唱です。盛り上がりましたね。



そして、今回のCaféをもって、3人の方にkintone Café 神奈川のスタッフに加わっていただきました!

さらに、kintone Café 埼玉のスタッフまでスカウトしてしまいました!

今回、ご参加された皆さん、本当にありがとうございました!

まとめサイト

コメント

タイトルとURLをコピーしました