読ん読く 浮世の画家 先日、読んだ『遠い山並みの光』に続く著者の二作目の長編小説である本書。前作と同じく戦後の日本が舞台となっている。テーマは、時代による価値の移り変わりに人はどうあるべきか。『遠い山並みの光』にも戦前の考えを引きずったまま、戦後になって世の中の... 2021.07.10 読ん読く
物申す 人の身に起こる死について 先日の大雨による熱海の土石流による被害によって亡くなられた方々。そして、元プロ野球選手の大島選手が大腸がんでお亡くなりになったこと。謹んでご冥福をお祈りいたします。私自身の行動にリンクするところがあったので、一文をしたためてみました。土石流... 2021.07.06 物申す
読ん読く 一生に一度の月 小松左京展を見に行ってから、著者に興味を持った私。集中して著者の作品を読んだ。本書はその最後の一冊だ。本書はショート・ショート傑作選と銘打たれている。ショート・ショートといえば、第一人者として知られるのが星新一氏。星新一氏といえば、著者や筒... 2021.07.05 読ん読く
読ん読く ベトナム観光公社 本書を読むのはおそらく三度目くらいだろうか。ふと手にとってしまった。何度も読み返してしまう中毒性。それが著者の作品だ。本書は、著者の短編集の中でも初期の頃に出版されたものだ。だが、この時点ですでに著者の毒は存分に吐かれている。今、読んでも強... 2021.07.04 読ん読く
読ん読く 終わりの感覚 正直に言う。本書は、読んだ一年半後、本稿を書こうとしたとき、内容を覚えていなかった。ブッカー賞受賞作なのに。本稿を書くにあたり、20分ほど再読してみてようやく内容を思い出した。なぜ思い出せなかったのか。それにはいろいろな原因が考えられる。ま... 2021.07.03 読ん読く