2020-02

読ん読く

坂の上の雲(五)

前巻から続く旅順攻略の大苦戦。朝日を拝んでまで人を超えた力を望んだ児玉源太郎の苦悩は晴れない。悩んだ挙げ句に、児玉源太郎はついに大山元帥に申し出る。第三軍の指揮権を児玉参謀に委任する一筆をもらうことを。そして委任状を懐に忍ばせ、旅順へと向か...
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坂の上の雲(四)

本書では日露戦争の最初の山場が描かれる。それは黄海海戦と沙河会戦、そして遼陽会戦だ。黄海海戦は、ロシアの旅順艦隊にとって惨々たる結果となった。もちろん日本にとっても。それまでは旅順港外での小規模な戦いや機雷の敷設の応酬があったとはいえ、戦い...
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坂の上の雲(三)

ロシアの南下の圧力は、日本の政府や軍に改革を促す。そんな海軍の中で異彩を放ちつつあったのが秋山真之だ。彼は一心不乱に戦術の研究に励んだ。米西戦争の観戦でアメリカに行っていた間もたゆまずに。つちかった見識の一端は米西戦争のレポートという形で上...