2018-06

読ん読く

消えた少年たち<下>

上巻のレビューで本書はSFではないと書いたた。では本書はどういう小説なのか。それは一言では言えない。それほどに本書にはさまざまな要素が複雑に積み重ねられている。しかもそれぞれが深い。あえて言うなら本書はノンジャンルの小説だ。フレッチャー家の...
読ん読く

消えた少年たち〈上〉

本書は早川SF文庫に収められている。そして著者はSF作家として、特に「エンダーのゲーム」の著者として名が知られている。ここまで条件が整えば本書をSF小説と思いたくもなる。だが、そうではない。そもそもSFとは何か。一言でいえば「未知」こそがS...
kintone エバンジェリスト

EBISU Tech Night Vol.2で登壇してきました

先日、恵比寿ガーデンプレイスで開かれた「EBISU Tech Night Vol.2」で登壇してきました。Vol.1に参加したその場でVol.2への登壇依頼をいただいたのです。ご依頼主は「EBISU Tech Night」を主催されているシ...
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横浜駅SF

鉄道ファンを称して「鉄ちゃん」という。その中にはさらに細分化されたカテゴリーがあり、乗り鉄、撮り鉄、線路鉄、音鉄などのさまざまなジャンルに分かれるらしい。私の場合、駅が好きなので駅鉄と名乗ることにしている。なぜなら私はさまざまな地域を旅し、...
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出版社と書店はいかにして消えていくか

本書は、紙の本が好きな人にとって「諦めの書」となるだろう。諦めといっても紙の本それ自体を諦めるのではなく、書店で本を買う文化への決別の書だ。本書のタイトルがすでに出版社と書店の衰退を決定事項にしている。そして、本書は出版社と取次と書店が形成...