読ん読く 東京自叙伝 現代の数多いる作家たちの中でも、著者の書くホラ話は一級品だと思っている。本書もまた、壮大愉快なホラ話が炸裂し、ホラ話として読む分には楽しく読み終えることができた。そもそも小説自体がホラ話であることはもちろんだ。中でもSFはジャンル自身が「ホ... 2016.09.24 読ん読く
読ん読く ダークゾーン 著者の大分前の作品にクリムゾンの迷宮という作品がある。いきなりどこへと知れぬ場所へ連れ去られた男女達が、命をかけた生き残りゲームを強いられる話だ。私が読んだのは記録によると2001年。14年前だ。本書を読み終えて思い出したのはクリムゾンの迷... 2016.09.21 読ん読く
読ん読く 武田家滅亡 武田家滅亡。そのものズバリの題名だ。だが、私にとってこの題名はそれだけではなく、何か響くものを感じる。それは、私にとって武田家とは滅亡した一族ではないからだ。確かに戦国大名としての武田家は、最後の当主勝頼公が勝沼近くの天目山で自害して滅んだ... 2016.09.20 読ん読く
映画を観、思いを致す グランド・イリュージョン 見破られたトリック 2016年も残り四ヶ月になり、ようやくの初観劇で観たのが本作である。観劇活動が低調な2016年を象徴するかのように、本作は鉄則から外れた形で観てしまった。鉄則というのは、必ずシリーズ物は第一作から観始めること。それは私にとって全てのメディア... 2016.09.14 映画を観、思いを致す
読ん読く シンプルに考える 先日レビューをアップした「WORK SHIFT」は第一回ハマドクで取り上げられた一冊だ。その内容は起業したての私に大いに示唆を与えてくれた。まさにビジネス本読書会のハマドクに相応しい本であった。第一回ハマドクから一ヶ月を経て、第二回ハマドク... 2016.09.12 読ん読く
舞台を観、想いを致す 噂 ルーマーズ ニール・サイモンと云えば喜劇作家として知られた存在だ。でも、今まで私は舞台やスクリーンを含めてその作品を観劇する機会がなかった。かねてからアメリカの喜劇に興味を持っている私としては、舞台で一度きちんと観てみたいと思っていた。そんな折、ニール... 2016.09.10 舞台を観、想いを致す
読ん読く 球界消滅 私の蔵書を数えたことはここ何年もないが、多分五千冊から一万冊の間だろう。30年以上に亘って蓄え続けてきたのだから、それぐらいにはなるだろう。しかし、その中で署名本となると、多分本書以外にはないかもしれない。本書は署名本だ。扉に著者のサインが... 2016.09.05 読ん読く