2015-11

読ん読く

人はなぜ宗教を必要とするのか

特定の組織に属することを好まぬ私。そんな私にとって、宗教団体への入信は、今のところ人生の選択肢には入っていない。とはいえ、私は神社仏閣に詣でることはむしろ好きな方である。各地の名刹古刹や神社には旅行の際によく訪れている。そのくせ、結婚式はキ...
読ん読く

ひとりの体で 下

上巻のレビューの最期で、本書にまつわるほとんど布石が撒かれ尽したと書いた。下巻では冒頭からミス・フロストが実は男であったことが著者に明かされる。実は上巻で主人公とミス・フロストが結ばれるシーンでは、ミス・フロストは主人公に注意深く挿入させず...
読ん読く

ひとりの体で 上

著者の作品はほとんど読んでいる。どれも壮大なスケールの大きさと、細部まで行き届いた描写がない交ぜになった傑作である。愛読者にはよく知られていることだが、著者の作品には特定のモチーフが様々に登場する。熊、軽業、レスリング、飛行機、母への思い等...
物申す

Facebookのフランス国旗騒動について

Facebookのプロフィール画像のフランス国旗化の話。案の定騒ぎになっていますね。とはいえ、変える変えないは個人の自由です。言うまでもなく。なので、変えたからと言って引け目を感じる必要もなく、変えなかったことを誇る話でもありません。ただ、...
読ん読く

眩談

著者の民俗学・妖怪学への造詣の深さが尋常ではないことは、今さら言うまでもない。そのことは、京極堂シリーズをはじめとした著作のなかで実証済みだ。両方の学問に通じた著者は、妖怪の産まれ出でる背景にも造詣が深い。著者の代表作でもある「嗤う伊右衛門...
舞台を観、想いを致す

ガイズ & ドールズ

ガイズ & ドールズ。何とも時代を感じさせる題名だ。ガイズはまだしも、女性は人形扱いされているのだから。もっとも、時代は1948年。第二次大戦の勝利の余韻が鮮明に残るアメリカはニューヨークが舞台。戦争とその勝利によって男たちの意気が上がって...
読ん読く

アメリカひじき・火垂るの墓

実は著者の本を読むのは初めて。本書のタイトルにもなっている「火垂るの墓」も初めてである。しかし、粗筋はもちろん知っている。スタジオジブリによるアニメを一、二度見ているためだ。「火垂るの墓」は、アニメ以外の文脈からも反戦という括りで語られるこ...
読ん読く

俳句と川柳 「笑い」と「切れ」の考え方、たのしみ方

鷹羽氏の俳句入門を読み終えた後、続けて本書に手を取った。俳句と川柳。実際のところ、この二つの違いってよくわからない。季語があってワビサビがあるのが俳句。滑稽な風刺があれば川柳。こういう認識でしかなかった。本書には、俳句と川柳の二つの違いが理...
kintone エバンジェリスト

cybozu.com conference 2015に参加して

先日、cybozu.com conference 2015 Tokyoに行ってまいりました。私にとってcybozu.com conferenceは3年半前に参加して以来となります。その時のcybozu.com conference 2012...
映画を観、思いを致す

PAN ネバーランド、夢のはじまり

最近の映画には、有名な物語を題材にした内容が多い。それも単純なリメイクではない。その物語があまりにも世間に広まっていることを逆手に取っていることが多い。例えば内容を解釈しなおしたり、製作秘話を紹介したり、さらには前日譚を披露したり、といった...