映画を観、思いを致す 魂のリアリズム 画家 野田弘志 写実画。現実と寸分たがわぬ姿を再現する表現法である。目を中心に五感を最大限に働かせ、最新の手先の技術を駆使し、現実を別の次元であるキャンバスに写し取る。素晴らしい作品ともなると、その場の様子ばかりか、時間や匂いまで再現されており、ただ魅入る... 2014.08.30 映画を観、思いを致す
読ん読く 最後の注文 人生。儚く、危なっかしく、そして愛すべきもの。出会い、別れ、喜びと苦しみ。人の数だけそれぞれの生が営まれ、生き様が刻まれる。それは、死に際しても同じ。生の数だけ死が、生き様に応じた死に様がある。有史以来書かれたあらゆる小説は、人生を描く芸術... 2014.08.23 読ん読く
読ん読く ある遭難者の物語 巨星墜つ。訃報を聞いた時の私の感慨である。百年の孤独を始めとしたマジック・リアリズムの作品群。ラテンアメリカ文学の巨星の中で、一際大きく輝いていたのが著者であった。土臭いラテンアメリカの風景が目に浮かぶ。土俗的な描写の中に、きらびやかなペン... 2014.08.12 読ん読く
物申す 浅草サンバ蛙 今日はキーボーディスト/作編曲家としてご活躍の大迫杏子先生に直接デジタルサウンドの作り方を教えて頂くという素晴らしい場を、hanareひばりが丘のあるじである新妻さんに作って頂きました。主な生徒はうちの長女なのですが、私も横で一緒に作成を行... 2014.08.10 物申す
読ん読く 藁の楯 映画館で「藁の盾」を観たのは本書を読む1年前、5/18のことである。大沢たかおさん、藤原竜也さん、松嶋菜々子さんなど錚々たる俳優陣に支えられ、その演技力とプロットの独創性に唸らされた映画であった。見終わった後に原作がビーバップハイスクールを... 2014.08.10 読ん読く
読ん読く 独立国家のつくりかた 今年前半の私の心をざわめかせた一冊として、記憶に残るであろう本書。本書の内容が私の行動や考え方に与えた影響は少なくない。本書を購入したのは、新宿の紀伊国屋書店。思考の角度を変えたくて、社会学やコミュニティ学のコーナーに赴き、平積みになってい... 2014.08.09 読ん読く