読ん読く さよなら妖精 自分たちを取り巻く文化について、意識することなく同化することができ、自分の属する文化を客観的に見つめることができるようになるのは、思春期が過ぎた頃ではないだろうか本書は、自分たちの文化への距離が定まったばかりの主人公たちが、異国からの旅人に... 2013.05.25 読ん読く
読ん読く フリーター、家を買う。 著作全てを読んでいる訳ではないが、著者のテーマの選び方と採り上げ方のうまさには感心する。本書では、非正規労働者が増える一方の我が国の現状に対する、著者なりの回答を、読みやすく仕立てあげてくれている。衣食住が何とかなってしまい、国土拡張の余地... 2013.05.25 読ん読く
読ん読く ホルモー六景 重いテーマの本を読んだ後は、気軽な書物を読みたい気分になるもの。丁度手元にあった本書が、その役を立派に果たしてくれた。鴨川ホルモーは、京都を舞台にした奇想で大いに楽しませてくれたが、実はこの物語には伝統という時間軸、そして京都の地理感覚とい... 2013.05.25 読ん読く
映画を観、思いを致す 藁の楯 わらのたて とにかく俳優陣の演技が素晴らしい。とくに主人公演ずる大沢たかおさんは、プロ意識と個人的な思いの狭間で葛藤する様が見事である。護送する側の5人のそれぞれに抱えた職務への責任と、内に隠した事情を隠してのせめぎ合いは、不自然さを少しも感じさせない... 2013.05.19 映画を観、思いを致す