2011-12

読ん読く

希望の国のエクソダス

10年ほど前は著者の本をよく読んでいた。ところがなぜかぱったりと読まなくなってしまった。現代風俗に著作の方向が変わったように思えたからか。それとも経済的な方向に関心が向き始めたのを嫌ったからか。5年ほど前に「半島を出でよ」を読んで、面白かっ...
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近代日本の万能人 榎本武揚

武揚伝<上>と<上>を読んでから、榎本武揚という人物に興味を抱いたわけだけれど、上記リンク先でも書いたように、明治以降の逆賊という汚名の中、いかにして大臣を歴任し、子爵を受爵できるまでにいたったのかについて興味があったところ、こちらの本を見...
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帰化人―古代国家の成立をめぐって

今年の初夏頃より韓流排撃のデモが行われるようになった。私自身は、韓流ドラマもほとんどみないし、韓流音楽も聞かず、接点といえば娘たちのチアで使われるkaraや少女時代の曲ぐらいしかしらず、それほど席巻されているようにも思えないのにデモ?という...
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ブランコのむこうで

著者の本を手に取るのは久しぶり。長編は初めてかな。スウィフトのガリバー旅行記を思い起こさせる内容。あちらは架空の国々を訪問していく中でそれらの国々の人々を通して人間を風刺していたけれど、こちらの本は夢の国を次々と訪れていく。現実の主人が寝て...